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2019.07.17

食品通販

ネットとの相性が悪い?食品ecの現状と売上を伸ばすポイント

ネットとの相性が悪い?食品ecの現状と売上を伸ばすポイント

ネットショップ運営する上で大きな悩みがあるとすれば、食品分野の売上がなかなか伸びないことかもしれません。

これは個人事業者だけでなく企業の通販・ec事業の現場担当者にもいえることでしょう。

食品ecはネットとの相性が良くないとされる一方で、ビジネスモデルとして食品ecに活路を見出している大手ecサイトも見受けられます。

であれば現状を打破する手立てがあるのでしょうか。そのヒントとなる情報や、食品ecの現状と売上を伸ばすポイントを紹介していきます。

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物販系の中でも低い食品分野のec化率

経済産業省の発表によると、BtoCでの全国ec市場規模は16兆5054億円で、中でも物販系分野は8兆43億円とトップになっています。

物販系の中でも低い食品分野のec化率

その物販系における食品分野は1兆5579億円となっており、ec化率は2.41%。物販系分野の中で最低ランクの数値です。食品業界全体の市場規模は推定64兆円もの巨大産業なのに、食品分野のec化率がたった2.41%とは、どういうわけでしょうか。

飲食物は人が生きていくには絶対に欠かせないため、「鮮度が命」という特性が他の物販にはないハードルになっているのかもしれません。そもそも日本国内のec化が遅れていることが大きな要因ですが、食品ec化率の伸びが良くない原因には個別の理由があるのです。

少なくとも理由を知ることから切実な「伸び悩み」を解消するヒントが見えてくるはずです。

現状ではec社会での存在感が小さい食品分野ですが、むしろ個人のネットショップや企業のec事業の売上が伸びれば、国内のec化率全体の底上げになる、そんな期待や希望が向けられるべき分野といえます。

ec化率の伸びが良くない理由1:実店舗の方が利便性が高い

食品業界のec化率の伸びが良くない理由の一つは、ネットよりも実店舗の方が利便性が高いことです。

ec化率の伸びが良くない理由1:実店舗の方が利便性が高い

人口密度の高い地域、とりわけ都心部においてはコンビニエンスストアや24時間営業のスーパーなどの利用頻度が高く、食料品をネットショップで購入する習慣が根付いていません。

ネットショップは注文から配送まで相応の時間がかかりますが、実店舗は来店すればすぐに目的の商品が購入できるというメリットがあります。

人口の多い地域ほど実店舗も集積されており、自宅から近くにあればなおさら便利でしょう。 ネットショップは実店舗に比べて「時間的な利便性の差」で遅れをとっているのです。

であれば、「時間を短縮する」方向に視点を向けるべきです。

受注から出荷までの業務を効率化できる通販システムなど、実店舗との差を縮める手立てを導入することは課題解決の近道かもしれません。

ec化率の伸びが良くない理由2:手にとって商品を選べない

欲しいものや気に入った商品は、実際に手にとって確かめてから買いたいと、多くの消費者はそう思っているのではないでしょうか。

ec化率の伸びが良くない理由2:手にとって商品を選べない

特に肉や魚、野菜などの生鮮食品は、鮮度やカタチなど見た目の状態を確認した上で購入する傾向にあります。加工食品ならアレルギーや加工元の原産地を気にする人も少なくありません。

安く買って得をしたと思う以上に、「安心」できる商品かどうかが消費者の一般的な心理です。

そのため、ネットショップでは商品を手にとって選べない点が大きなネックになっています。家電製品なら「仕様が同じであればどこで買っても品質は変わらない」と考えられるため、ec化率は30%を超える高水準です。

ecとの相性が良い家電と違って、食品は相性が悪い。それが食品分野のec化率が伸び悩む理由の象徴になっているのです。

だからといってあきらめる必要はありません。相性が良くなくても長年付き合っているカップルや夫婦は世の中にたくさんいますよね。

相手の気持ち、つまり消費者のニーズにしっかり向き合い、良くない相性を補う手立てにこそ解決の糸口があるはずです。

例えば、旬な食材を届けて消費者を楽しませる通販手法。

あるいは、消費者の趣向やニーズに応じて毎回異なる商品を届ける定期通販など、柔軟な販売パターンを取り入れることで消費者の満足度を高めることができると考えられます。

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事業者側の負担も大きい食品分野のec

食品分野のecは、事業者側の負担が意外に大きいというマイナス面もあります。

これからネットショップの開業を考えている人や、社内の新規事業で通販・ec事業が検討されている運営メンバーの人は知っておくべきでしょう。

事業者側の負担も大きい食品分野のec

具体的には、毎日の食事で必要とされる生鮮食品は単価が低いため、売上に対してコストの比重が高くなりがちです。注文を受けてから商品を選定する手間と時間、梱包して出荷作業をおこなう人的コストや配送経費もバカになりません。

個人で運営する人なら集中して耐え凌げる労力でも、企業の一員として取り組む人は別の業務も抱えている場合、無理が生じることもあります。

新たにスタッフを雇うとなると、事業者側が負担する人件費として重くのしかかってきます。このマイナス面を補える手立てが気になるところです。

対策として考えられるのは、人的コストを要するさまざまな業務をスムーズに効率化することです。

例えば、受注管理や商品・顧客・出荷管理、売上・広告媒体の分析、販促計画、問い合わせ対応など、繁雑な業務をスリム化できる機能を導入することで、コストダウンを図ることは可能になります。

食品ecの売上を伸ばすポイント1:物流拠点の確保

課題やマイナス面が目立つ食品ecですが、売上を伸ばすためのポイントにも注目したいですよね。

食品ecの売上を伸ばすポイント1:物流拠点の確保

その一つが、物流拠点の確保です。生鮮食品の取り扱いにはその食品に合った適温管理が欠かせません。より多方面の消費者に配送するためには、鮮度を保ったまま保管できる物流拠点をしっかり備えることが大事です。

配送エリアを限定せず全国に向いた視野であれば、なおさら食品に特化した独自の物流拠点が必要になってくるでしょう。

しっかり管理された状態で届けられる食品は消費者に満足を与え、それが評価となって売上につながっていくはずです。

Amazonフレッシュや楽天西友ネットスーパーなど大手ecサイトでは、すでに独自の物流拠点を構築し、食品分野のecサービスに活路を見出しています。

全国規模の物流拠点を備えるためには、資本力やスケールメリットが活用できる外部リソースが求められます。

事業予算が潤沢でない場合、食品の出荷代行サービスや冷蔵・冷凍倉庫のレンタルを利用してみてはいかがでしょうか。

人的労力やコストの低減にもつながるため、賢明な手段としておすすめします。

食品ecの売上を伸ばすポイント2:商品のブランド化

次に食品ecの売上を伸ばすポイントとして、商品のブランド化が挙げられます。

生活する上で欠かせない食品は、日常的に消費されるため基本、薄利多売です。

食品ecの売上を伸ばすポイント2:商品のブランド化

一方、良質な肉や有機野菜などブランド化された食品は、消費トレンドとして高単価で販売できる傾向にあります。

単価が良ければもちろん売上にも好影響をもたらすでしょう。

無数にあるecサイトの中で勝ち組にシフトしていくためには、消費者の「買う理由」をつくることがポイントになります。

消費者が自社サイトに訪れなければならない動機、それこそが「商品のブランド化」なのです。

一度味わうと忘れられない風味、食感。例えば、駅前の商店街の、あの店のあのコロッケでないとダメ、といった消費者の思い入れも一種のブランド化といえます。

商品にまつわるストーリーや他にはない魅力が付加価値として備わっていれば、食に関心が高い顧客層やリピーターも獲得しやすいはずです。

特定の商品を好きになってもらう、ひいきにしてもらうことは、他社サイトや実店舗に対して差別化できる強みになります。

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食品ecの売上を伸ばすポイント3:積極的な情報提供

食に対する意識が多様化しつつある中で、商品にかかわる情報をもっと知りたいと感じている消費者は少なくありません。

どのような生産者がつくっているのか、産地はどこなのか、商品の特徴はなにかなど、求められるニーズはさまざまです。

食品ecの売上を伸ばすポイント3:積極的な情報提供

口にするものだからこそ「安心」できる保証が欲しいと思うのは、どの販売チャネルにおいても共通する消費者マインドです。

その期待に応えることがサイト事業者側がとるべき行動の大きなポイントといえます。

生産者や商品の情報を積極的に紹介することは、商品自体の信頼性を高め、売上にも結びつきやすくなります。

サイト運営を停滞させないためにも情報提供を戦略として捉え、積極的にアプローチしていきましょう。

高齢化社会に向けての食品ecの展望

進みゆく日本の少子高齢化に劇的な打開策が見当たらない限り、地方における人口減少は今後も避けられない状況です。

過疎化している地域では、実店舗での買い物が難しい消費者が増え、ネットショッピングや通信販売で商品を購入するスタイルが一般化しています。

高齢化社会に向けての食品ecの展望

国内の事情とecの市場性を照らし合わせると、ec化率の低い食品分野でも緩やかな成長が見込めるはずです。

自社ecサイトで打って出るには、そんな市場の特性に合わせた手立てが有効かもしれません。

例えば、「サブスクストア」の通信販売システム。

通常のecシステムと比較して、「定期通販」「頒布会」「サブスクリプションコマース」というリピート販売手法に特化した機能が注目されています。

新たなソリューションとして導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

次回無料セミナー情報

食品は輸送コストが比較的に高い、鮮度が落ちやすい、温度帯管理が難しいと他の商材と比べ、難しさがあります。

しかし、ec化率を見ますと、市場の大きさがある仲でまだまだ未開発の市場と言えるでしょう。

サブスクストアは温度帯管理もでき、食品のecに適しており、成功事例も聞きます。

テモナでは毎月無料でノウハウセミナーを実施しており、成功事例を紹介しています。

食品ecを検討している方は是非参加下さい。

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