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2019.06.20
定期通販の基礎知識
戦略を明確に!ネットショップを成功させるポイント10個

ネットショップの運営者、企業のネットショップ担当者は、扱う商品にこだわって運営していることでしょう。
しかし、現在よりもさらに売り上げを伸ばし、安定した運営をするためには、ネットショップを成功させるためのポイントをしっかりと押さえておくことが大切です。
例えば、ショップでの購入率やユーザーの流入などを意識することが挙げられます。
そこで、実際に導入すべきシステムや運営者が意識すべき行動、ユーザー目線でショップを見た際の改善ポイントなどを見ていきましょう。
目次
ショップのコンセプトを明確にする
ネットショップを利用する消費者は、ショップのコンセプトに共感できるかどうかで、ショップ内の商品を見てみようと思うか、購入するかを決める傾向があります。
消費者がショップを訪問しても、コンセプトがあやふやである、わかりにくい状態では、すぐにページを離れてしまう可能性があります。
ターゲット層をしっかり決める
ネットショップで販売する商品は、誰に向けた商品なのか、非常に細かく設定することが大切です。
例えば、「20代女性」と設定した場合、20代前半と後半では生活スタイルが異なり、関心のあることにも大きな違いがあるでしょう。
年齢と性別だけではなく、職業や行動エリア、結婚はしているのか、子どもはいるのかといったところまで、ターゲットを絞ります。
ターゲットとして設定した人が、最も興味をもつものは何かを見極めることはコンセプトを明確にすることにもつながるでしょう。
さらに、ネットショップのデザインにもこだわることが重要です。
若い世代の女性をターゲットにするのであれば、パステルカラーを使用してかわいくポップなデザインにする、シニア世代なら落ち着いた色味を中心としたデザインにします。
消費者がショップのデザインを見て、自分の年代には適していないと感じた場合、商品に興味をもつ前にページを閉じてしまう可能性が高いです。
店舗の顔が見えるサイトづくりを
直接来店し、販売者の顔を見て商品を購入できないネットショップでは、安心感を与えることが重要です。
まず、ネットショップのトップページ、商品ページを含むすべてのページのヘッダーに、電話番号を表示しましょう。
ネットショップでは、不安な点がある場合、商品を購入しないケースが多いです。電話番号を表示するだけでも不安な点を1つ解消でき、購入してくれる可能性が高くなります。
さらに、インターネットで申し込みをすることを躊躇している人を、電話で注文可能な状態にすることで逃がさないという効果も期待できるのです。
次に、店長や製造者の顔写真を掲載します。
顔写真をトップページや各商品ページに掲載することにより、顔写真を掲載していないショップと比較して購入率があがるというデータもあるほど重要なことです。
ネットショップや商品に関わっている人の顔が見えることで、不安感を少なくし、購入につなげましょう。
決済方法は複数用意する
ネットショップでの決済方法の選択肢は多いほうが、より多くの顧客を取り込めます。
利用できる決済を複数表示することによって、購入者の不安感を低下させる効果や、ショップの運営に対する信頼を向上させる効果も期待できるでしょう。
ネットショップでの決済方法は、銀行振込、クレジットカード決済、代金引換決済、コンビニ決済などがあるなかで、特に注目したいのは後払い決済です。
はじめてネットショップを利用する人は、購入者が先払いをすることに抵抗を感じるケースが多いといえます。
後払い決済であれば、商品が到着してから銀行振込やコンビ二決済で支払いができるため、抵抗を感じにくく購入率もあがるのです。
しかし、ネットショップの支払い方法として半数以上を占めるクレジットカード決済を用意していない場合には、全体的な購入率がさがります。
決済の中心である銀行振込とクレジットカード決済を導入してから、ほかの方法を用意するかを決めましょう。
コンテンツSEOと内部SEOを徹底する
ネットショップを成功させるためのコンテンツSEOとは、サイト内に優良なコンテンツをいくつか入れ込むことによって、インターネット検索で上位表示を狙う方法です。
内部SEOとは、サイトの構造を最適化する方法を指します。
例えば、消費者にページの内容をわかりやすく表示したり、検索エンジンに正しくページ情報を伝えたりすることです。
わかりやすい商品画像を掲載する
ネットショップでは、直接商品を手に取って確認できないため、さまざまな方向から撮影した商品画像を掲載しなければなりません。
身につけるものなどは使用感がわかるように、商品を持っているところ、使っているところなどの写真も用意しましょう。
また、撮影する場所の背景やライトなども意識し、日用品であっても生活感が出ない場所で撮影することが大切です。
特に、カラーバリエーションが豊富であったり、特徴があったりという商品の場合、撮影する場所や光の当たりかたは重要になります。
扱う商品によってはレンタルスタジオを借り、ネットショップにアップロードする写真を1度に撮影する方法も有効です。
アクセス解析を行いサイトの改善を行う
ネットショップは、実店舗よりもユーザー行動を把握しやすいことが特徴です。
何人がショップにアクセスしたのか、どのような流れで訪れたのか、どのページが最も多く閲覧されているかなどは、アクセス解析によって確認できます。
アクセス解析を行うのであれば、ユーザーの行動を確認するだけではなく、データに異変がないかもチェックしましょう。
アクセスと売り上げがあがったのであれば、アクセス解析から理由を見つけ出せれば、さらに売り上げをあげることにつながります。
また、閲覧数をあげたい商品をどのページに配置すればよいかなども分かるため、サイトの改善にも役立つのです。
リピーターを増やす取り組みを行う
ネットショップで売り上げを伸ばすためには、リピーターを獲得することが重要です。
リピーターとは、1度ショップで買い物をしてくれた人を指します。
新規の購入者へ商品を販売するのにかかる費用は、リピーターへ販売するのと比較して5倍とされていることからも、リピーターを増やすことは大切なポイントだといえるでしょう。
リピーターを増やす取り組みとしては、メールマガジン、クーポンの配信、イベントを行うなどが挙げられます。
メールマガジンを配信することでショップの存在を思い出してもらい、クーポンを提供して購入意欲をあげ商品への興味を引く方法です。
会場を借りて実店舗としてイベントを行えば、ショップへの親近感をもってもらえるため、リピーター獲得に大きく役立ちます。
ブログやSNSでショップの情報を公開する
ネットショップの宣伝として、ブログやSNSでショップの情報を公開しましょう。
ブログやSNSを通じて、商品やショップの認知度をあげたり、ブランディングしたりすることで購入者を増やします。
シンプルに商品を撮影して紹介するだけではなく、製造工程にこだわりがある商品であれば製造現場の様子などを掲載する方法が有効です。
写真を多く掲載したいのであればインスタグラムやフェイスブック、ブログを活用します。
ブログなどの宣伝をするためには、短い文章でアピールできるツイッターを利用するなど、宣伝方法によってSNSを使い分けることも大切です。
使いやすいecシステムを導入する
ネットショップで売り上げを伸ばす方法として、顧客目線の戦略だけではなく経営者の使いやすいecシステムを導入することも検討しましょう。
ネットショップを運営するためには、商品や原材料の仕入れ、製造、受注管理、商品管理、顧客管理といったあらゆる業務をこなさなければなりません。
業務を効率化すれば、時間にも気持ちにも余裕が生まれます。
SEO対策やSNSでの宣伝、リピーター獲得のための準備などに時間をさけるようになるのです。
つまり、ネットショップを成功させるためには、使いやすいecシステムを導入することが重要だといえるでしょう。
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