配信しても開いてもらえない理由とは?メルマガ開封率を上げるコツ

配信しても開いてもらえない理由とは?メルマガ開封率を上げるコツ

ECサイトにとって、メルマガは顧客の拡大と維持に欠かせない重要なツールです。

顧客に、ダイレクトへ情報を届けられるメルマガは、SNSやインターネットを活用したプロモーションよりも高い効果が期待できます。ただ、メルマガは必ずしも開封してもらえるわけではありません。

開封率が低く、配信してもあまり効果がないと感じている人も多いのではないでしょうか。そこで、この記事ではメルマガの開封率を上げるコツについて詳しく解説していきます。

読んでもらえているかがわかる!メルマガ開封率とは?

そもそも、メルマガの開封率とは「メルマガの受信者がメルマガを開封した割合」のことです。

「開封数÷有効配信数×100」という計算式で算出でき、率という名前からもわかるようにパーセンテージで表現されます。ここで注意したいのが、分母が純粋な配信数ではなく、有効配信数になっている点です。

たとえば、メルマガを100人の顧客に送信したとします。しかし、配信したメルマガの中には、アドレス間違いなどで送信できずに戻ってきてしまうものもあります。有効配信数は、このように配信した数からエラーで戻ってきた数を差し引いたものです。戻ってきたメルマガが10あったとすると、有効配信数は100-10=90となります。この場合、開封数が30あったとすると、メルマガ開封率は30÷90×100=約33.3%となります。

開封の有無をどのように計測しているかというと、メール本文に記載された画像のダウンロードの有無を確認する方法が一般的です。画像の記載はHTMLメールでしかできず、テキストメールのメルマガでは利用できません。つまり、開封率をチェックしたければメルマガには必ずHTMLメールを利用する必要があります。

このように、メルマガ開封率は実際に配信されたメールがどれくらい読まれたかを確認するための指標です。開封率が低いと、どんなに訴求力のある情報を記載していたとしても読者に届けられません。情報が届かなければ読者がネットショップを利用する可能性も低くなるので、メルマガ開封率が低いということは配信の効果も低いといえます。ネットショップに読者を呼び込むためには、このメルマガ開封率をいかに高くしていくかが重要となるのです。

件名が重要!メルマガ開封率が低い理由

なかなかメルマガの開封率が上がらないと悩んでいるなら、まずチェックしてほしい部分があります。それは、メールのタイトルである「件名」。

開封してもらえない大きな理由は、実は件名に隠されているのです。内容が何であれ、読者はまず件名を見て読むべき内容か否かを判断します。まったく興味が湧かない件名だと、わざわざ時間を割いて読んでみようとは誰も思わないですよね。件名は、メルマガにおいてまさに第一印象ともいえるポイントです。開封してもらうためには、何よりも件名で有益性をアピールし、読者の興味を掻き立てなければなりません。

ところが、開封率の低いメルマガの場合、メールの内容を重視するあまり件名をおろそかにしている傾向が強いのです。たとえば、件名だけでは何についての情報かわからなかったり、件名が自分のニーズに合っていなかったりすると、読者は有益性を感じられません。このような要素があると、開封率はどうしても悪くなってしまいます。

メルマガは1回限りではなく、一定期間ごとに継続して配信するのが一般的です。1度はメルマガを開封して読んでくれているのに、それ以降の配信で開封率が落ちているなら、このような理由で読者がメルマガの内容に魅力を感じていない可能性があります。そのまま配信を続けていても勝手に開封率が上がることはないので、何かしらの対策を講じましょう。

メルマガ開封率を上げるコツ1.配信頻度と配信日時

せっかく時間と労力、コストをかけてメルマガを配信するのですから、開封率を上げて高い集客効果を得たいですよね。開封率を上げるには、いくつかコツがあります。たとえば、「配信頻度」と「配信日時」は、見落としがちですが意外と影響が大きいポイントです。

メルマガは高い効果が期待できるツールなので、とにかく少しでも読んでもらおうとして毎日のように配信する人もいます。しかし、これはNG。毎日メルマガを配信しても、仕事や育児などで忙しい読者はなかなかメールをチェックできないことが多いものです。

このような場合、メールボックスに同じ配信元からのメルマガがどんどん溜まっていきます。メールボックスを埋めつくすメルマガに、いずれ嫌気がさしても無理はありません。これではメルマガを解除されてしまい、せっかくの読者を失ってしまいます。

このような事態を避けるために、メルマガ配信の頻度には十分な注意が必要です。できれば、異なる曜日や時間帯でメルマガを配信してみて、開封率の違いを調査してみましょう。その調査で開封率が比較的高い日時がわかれば、タイミングを計ってピンポイントで配信することもできます。

調査が難しい場合は、週に1回だけ、木曜日の正午だけなど、メルマガ配信日時を一定にすると良いでしょう。1週間に1回程度であれば読者のメールボックスを圧迫することもないので、嫌気がさされる可能性も低いでしょう。

メルマガ開封率を上げるコツ2.ニーズに合った件名を

前述したように、メルマガ開封率を上げるには、「ニーズに合った件名をつける」という点も重要です。

メールを受け取った読者が、真っ先に確認するのは本文ではなく件名です。このため、読者にとって有益な情報が掲載されているとわかる件名にすることが重要です。いくら素晴らしい内容のメルマガでも、件名が魅力的でなければ読者は開封してくれません。

わかりやすくいうと、「このメルマガを読むとどんなメリットがあるか」をダイレクトに伝えことができる件名にするのがおすすめです。たとえば、ネットショップでスーツのセールを行うとしましょう。この場合、単純に「スーツセールのお知らせ」という件名では、興味を持ってもらえる可能性は低いです。

ここで、「メルマガ会員様限定」「大人気ブランドのスーツが2割引」など、具体的なメリットを件名に盛り込むとどうでしょうか。一気にメリットがイメージしやすくなり、メルマガ本文への期待も高めることができます。数字を使ったり具体性を持たせたりすることによって、読者のニーズを満たす件名にするのがポイントです。

ただし、内容を盛り込もうとするあまり、長すぎる件名にするのはNGです。件名が過剰に長かったり、表現が凝りすぎていたりすると、読者は「また宣伝か」と思ってしまいます。

過剰な宣伝は読者に嫌がられる可能性が高く、開封しないどころかメルマガを解除される恐れもあるので注意しましょう。長く凝った件名より、短く要点だけをまとめた件名のほうが、すんなりと頭に入り印象に残りやすいのです。読者のニーズを的確かつ簡潔にまとめるのは難しいですが、開封率を上げるためにぜひチャレンジしてみてください。

上がったメルマガ開封率を維持する方法とは?

メルマガの開封率が上がっても、それを維持できなければすぐに下がってしまい、効果が期待できません。

開封してもらうには、読者のメールボックスに届いたメルマガをまず発見してもらい、クリックしてもらう必要があります。このクリック率を平均的に高く維持するために効果的なツールが「A/Bテスト」です。

A/Bテストとは、異なる件名のメルマガを同じ条件下で配信し、どちらの件名のほうが開封率が高いかを測定するテストです。内容が同じでも、件名によって開封率がどれくらい違うかを知ることができます。この結果を参考にすれば、どんな件名なら高い開封率を維持できるのかがわかります。

手間はかかりますが、メルマガ開封率を維持するには非常に効果的な方法なので、積極的に実践していきましょう。

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