ECサイト運営者は必読!レスポンシブ広告の特徴やメリットとは?

ECサイト運営者は必読!レスポンシブ広告の特徴やメリットとは?

EC担当になり、とにかく売上を上げたい、サイトへのアクセスを増やしたいと考えている担当者は多いはずです。

しかし、売上やアクセスを伸ばすためには何からすればいいのかわからないという人もいるでしょう。そんなとき、まず自社の広告を確認してください。Web広告の種類が増え、配信するデバイスも多くなりました。

すべてに対応しようとすると多様なバナーを準備するだけで大変です。しかし、レスポンシブ広告にすることで、バナーを準備する手間を大幅に減らすことができます。ここでは、レスポンシブ広告の特徴やメリットを紹介していきます。

デバイスの多様化に対応!レスポンシブ広告とは?

レスポンシブ広告とは、デバイスの普及によって多様化した広告画面に合わせて、広告サイズを最適化する広告です。

デバイスごとに表示サイズを自動調整してくれるので、バナーを数多く作成する必要はありません。今や、スマートフォンやタブレット、パソコンなど、デバイスの種類が増え、同じスマートフォンでも機種によって表示領域が変わるようになりました。 レスポンシブ広告はどのデバイスで見ても表示領域内にしっかり表示することが可能です。

バナーサイズが全サイズ用意できなかった会社は、対応できていなかった層にも広告を配信ができるため、広い層に認知してもらうことが可能になりました。

レスポンシブ広告で期待できる効果は、新規ユーザーの獲得や過去の広告配信よりも高いクリック率やコンバージョン率を出す可能性があることです。レスポンシブ広告は、Googleが提供しているGoogle AdWordsとYahoo!が提供しているYDNと2種類あります。

手間がかからない!レスポンシブ広告のメリット

レスポンシブ広告の最大のメリットは、デバイスに合わせてバナーを用意する必要がないことです。

特定サイズの画像さえ用意すれば配信が可能です。今までデバイスごとにバナーを用意していた作業を省略することで、業務の負担を減らすことが可能です。デバイスが変わっても広告バナーの一部が切れることなく、掲載できるのは魅力的ですね。

今までであれば、広告内容の修正の時もバナーの数だけ修正に時間かかっていましたが、レスポンシブ広告では見出しのテキストだけでも修正が可能で、余計な手間がかからず訴求に注力ができます。

バナー作成や修正の作業が減るだけでなく、サイズを柔軟に変更できることで配信数が増え、今までアピールできていなかった層にも広告することができます。

Google AdWordsで用意するもの

レスポンシブ広告の概要と配信するメリットがわかったところで、Google AdWordsのレスポンシブ広告で用意するものと注意点を紹介します。入稿方法は、Google AdWordsの管理画面にログインしてから入稿します。用意するものは3つあります。

まず1つ目は画像で、用意するサイズは、横長1.91:1、サイズ600×341px以上、推奨サイズは1200×628px、最大ファイルサイズ1MBです。正方形は1:1、300×300px以上、推奨サイズは1200×1200px。最大ファイルサイズ1MBです。ロゴの場合は、128×128px以上(推奨サイズ1200×1200px)もしくは512×128px以上(推奨サイズ1200×300px)最大ファイルサイズ1MBを準備しましょう。

2つ目はテキストです。テキストは全角12文字、半角25文字以下の短い広告見出しと全角45文字、半角90文字以下の長い広告見出しの2つがあります。忘れてはいけないのが掲載すべき会社名、ブランド名です。こちらも短い見出しと同様、全角12文字、半角25文字以下を用意しましょう。

3つ目は、広告をクリックした際の移動先URLです。訴求する商品へ誘導するために必要なURLです。 入稿する前に注意点がいくつかあります。

まず、画像には文字の使用は避けてください。使う場合でも 文字の部分が画像全体の20%を超えないようにしてください。画像の20%以上がテキストとなっている広告は審査に落ちる可能性があります。テキストの20%に含まれるのはロゴや会社名、写真に含まれている文字などがあるので注意しましょう。画像の20%と聞いても、見た目で判断するのはわかりづらいですよね。では、どのようにすれば20%以内に収められるのか方法を2つ紹介します。

まず1つ目は、画像を分割して確認する方法です。5✕5で25マスになりますが、そのうちの5マス以内でテキストが収まっていれば20%以内にはだいたい納めることが可能です。しかし、これだけでは確実に20%以内に収まっているとはいえず、数ピクセル基準を超えている場合もあります。2つ目はツールを利用することです。画像をアップロードするだけで、テキストが20%以内に収まっているのか簡単に確認することができます。

ですので、1つ目の方法は画像を作成する際の参考として利用し、最終確認はこのツールを使うことが大切です。テキストでもう1つ気をつけたいのは、Google AdWordsでは、見出しで「!」感嘆符が利用できません。

説明文の中でも1回だけしか使用できないので注意が必要です。YDNでは感嘆符が利用できるので、両方の広告配信をおこなっている場合は作成時に気をつけましょう。また、ユーザーに気を引くための数字や記号の過剰使用も原則禁止としています。例としては「こ、ち、ら」などの過剰使用です。

テキストだけでなく、画像の品質が悪い場合や不鮮明でわかりにくい画像は配信できないことがあります。例としては、画像が逆さになっている、判読できないテキスト、文字が頻繁に点滅するなどのユーザーに不快感を与える画像です。

ほかにもユーザーに誤解を与えるような表現やアダルトコンテンツなど不快に感じる広告は審査に落ちる可能性があります。他にも、電話番号やアドレスが表記してあるもの、個人が特定できてしまう表現は配信できません。注意点に気を配りながらユーザーがクリックしたくなるようなテキストや画像を作成しましょう。

Yahoo!ディスプレイアドネットワークで用意するもの

Yahoo!ディスプレイアドネットワークのレスポンシブ広告で用意するものと注意点を紹介します。

入稿方法は、Yahoo!プロモーション広告のYDNからアカウントにログインして入稿します。用意するものはGoogle Adwordsと同様、画像とテキスト、URLです。画像サイズは、1200×628pxか300×300px、最大ファイルサイズ150KBです。

ロゴはサイズが180×180px、最大ファイルサイズ150KBを用意します。テキストは、タイトル全角20文字以下、説明文全角90文字以下、会社名、ブランド名、商品名です。Google AdWordsとは違い、テキストには感嘆符が使えます。スペースも半角であれば問題ありません。あとは、リンク先URLを用意すれば広告配信が可能です。 Google AdWordsと同様、注意点があります。

まずは、ロゴ作成の注意点を紹介します。ロゴの画像は透過背景禁止、画像の枠線禁止、角丸禁止などです。 ほかにも、画像でアルコール飲料の表現や「世界初」「絶対」などの画像における最上級表示、画像とリンク先の情報が一致しないなどです。

例として、ユーザーが気になる商品が1万円と表示されていたので、クリックしてみると実際は2万円だった、など情報が一致しないことは審査基準を満たしていないと判断され、審査落ちする可能性があります。 Google AdWordsもYDNも注意事項だけみると広告審査が厳しいと感じるかもしれません。

しかし、ユーザー側の目線に立つことで納得できる審査基準ばかりです。ここに掲載している注意点は一部です。必ずガイドラインをすべて確認し、画像やテキストを作成しましょう。この点は手間がかかるかもしれませんが、多数のバナーを作るよりは時間も手間も大幅に削減できます。レスポンシブ広告は従来の広告に比べると費用対効果が高く、YDN全体の配信の中でレスポンシブは50%の比率を占めています。

クリックしてもらうためのレスポンシブ広告のポイント

レスポンシブ広告は、複数のバナーの用意をする手間を大幅に減らすことが可能です。

しかし、入稿して終わりというわけではなく、継続してテキストや画像を工夫するだけでクリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)が大きく変わってきます。クリックしてもらうポイントは3つあります。

まず1つ目は、見出しやタイトルのみで何の広告なのかがわかる内容にすることです。ユーザーは広告を見るために、検索しているわけではありません。ひと目で何の商品なのか印象に残すことが大切です。特に短い見出しはどのデバイスでも表示されるので、とても重要になります。

2つ目は、広告文はサイズによって途中で切れてしまうので、なるべく文章の最初のほうに伝えたい内容を入れることです。デバイスによって異なりますが長い文章でも表示できるのは、半角40文字程度です。ですのでユーザーに見てもらいたい、伝えたいことは最初に入れることが重要になります。

3つ目は、テキストだけでも何の商品かわかるようにすることです。レスポンシブ広告は、画像とテキストの組み合わせだけでなく、テキストのみの場合もあります。テキストだけでも何の商品なのかということがわかるようにしておきましょう。

3つ紹介しましたが、クリック率やコンバージョン率を高めるためにはABテストが欠かせません。定期的にテキスト文や画像を変えることでユーザーがクリックしたくなる広告を知ることができます。上記の3つのポイントを押さえつつ、ABテストを繰り返して最適な広告に仕上げていきましょう。

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