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ネットショップを経営するにおいて、販促の方法を考えることは大切といえます。
効率的にネットショップを経営していくためには、販促にかかる費用についても考えておきたいところです。
販促方法のなかでもポピュラーな手法として挙げられるのが、メルマガの配信です。
顧客の心に響くメルマガを作成するためには、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。
今回は、メルマガを書きたいと考える人が知っておきたい、基本的な書き方と注意点について紹介します。
経費をかけずにできる!メルマガ配信のメリット
メルマガを配信するメリットには「顧客の分類ごとにアプローチを変えることができる」「定期的に配信することで商品やサービスに親しみを覚えてもらいやすい」「ローコストで販促がしやすい」などがあります。
ビジネスを行うにおいて販促をすることは必要不可欠です。
販促方法には、メルマガのほかにも紙のチラシやテレビCM、ネットの広告などがあります。
紙のチラシやテレビCM、ネットの広告などは不特定多数の人の目に触れることが特徴です。
これらは、とにかくお店や商品の認知度を上げたいというときに適した販促方法といえるでしょう。
一方、メルマガで販促を行う場合、1組の顧客に対してアプローチを行うことになります。
一口に顧客といっても、優良顧客や一般顧客、見込み客などそのタイプはさまざまです。
顧客の情報に応じてメルマガの内容を書き換えるなどし、より顧客の心に刺さる効果的なアプローチをすることができるのです。
また、メルマガを配信する際に時期に合わせた内容を盛り込んだり、
顧客が購入した経験がある商品のリニューアル情報を盛り込んだりすることで、商品やサービスに親しみを持ってもらいやすくなります。
新規の顧客だけではなく、リピーター客を獲得することにもつながるでしょう。
ネットを通じて行う販売だからこそ、顧客とのコミュニケーションは重要なポイントになります。
顧客のニーズに合わせた販促ができるメルマガは、ローコストで集客が行える点も人気です。
ネットショップ初心者の人は、メルマガを活用し販促を行うのがおすすめです。
読んでもらえるメルマガの特徴とは?
せっかく試行錯誤をして作成したメルマガでも、最後まで読んでもらえないと意味がありません。
販促効果が高いメルマガを作成するためのコツは「文章のテーマが1つに絞られているか」「文章が長すぎないか」「顧客にとって有益な情報が盛り込まれているか」が重要です。
文章のテーマが1つに絞られていると、読者が文章の意味を理解しやすくなります。
内容が頭の中に入ってきやすいため、最後まで読み進めやすくなるのです。
また、メールが長くなりすぎないように工夫をすることも大切です。
メルマガを受け取る顧客のなかには、仕事をしたり家事をしたりしている人も多いです。
多忙な人のもとに、長すぎるメルマガが送られてきても目を通す人は少ないでしょう。
文章のテーマが1つに絞られていても、1文が長ければ意味が伝わりづらくなってしまうこともあるため注意が必要です。
1通のメルマガのなかに、顧客にとって有益な情報がどれだけ盛り込まれているかも重要なポイントになります。
内容が薄いメルマガは販促効果も薄くなってしまう傾向があります。
ここで注意したいのが「顧客によって有益な情報には違いがある点」です。
顧客の情報が手元にある場合は、タイプによって内容を変えるなどの工夫をすると良いでしょう。
売上につながるメルマガの書き方①ニーズとテーマの絞り込み
商品が売れるメルマガを作成するために必要な最初のステップは「ニーズとテーマの絞り込み」です。
顧客はいくつかのタイプに分類することができます。
商品を販売した顧客がどのような人であるのか、情報をもとに想像しながらニーズを予測することが大切です。
健康食品の販売を例に挙げてみましょう。
1日に必要な栄養素をバランス良く配合したサプリメントを販売する場合、顧客が女性か、男性か、年齢はいくつくらいなのか、ほかに購入した商品はどんなものなのかなどを参考にしながらニーズを探っていきます。
メルマガを送る相手が女性であり、20~50代であるとしましょう。
企業の化粧品や美容グッズを合わせて購入している場合は、美容を目的にサプリメントを購入したという見方もできます。
この女性にメルマガを送る場合は、内容に化粧品や美容グッズに関する情報を記載すると良いでしょう。
顧客のニーズを探ったら、その情報をもとにテーマを設定します。
「化粧品や美容グッズを使ってもっときれいになりたい」という顧客のニーズに合ったメルマガのテーマを考えてみましょう。
顧客の年齢に応じた商品の説明や、お得に美容アイテムがゲットできるクーポンを添付してみるなど、ニーズに合わせてアプローチができるようにしていきます。
売上につながるメルマガの書き方②読みやすい文章を心がける
メルマガの文章を作成するときは、「文章の読みやすさ」を意識しましょう。
読みやすい文章を作成するためには「1文を80文字以内にする」「文章の途中になるべく接続語を挟まない」などがポイントになります。メルマガに有益な情報を盛り込むことは大切です。
しかし、情報量を多くしようとするあまり文章が長くなってしまうケースもあります。
文章を簡潔にするためにも、80文字を目安にしましょう。
文章の間に接続語を挟むと文章が長くなる傾向にあります。化粧品を紹介する文章を書くケースを例に挙げましょう。
「○○クリームはオールインワン化粧品であるため、お手入れは1ステップで終了し、普通肌の方から年齢肌の方まで幅広くお使いいただけるため、幅広い年代の方におすすめです。」のような文章になってしまうと、非常に分かりづらくなってしまいます。
接続語をカットしコンパクトにまとめてみましょう。「○○クリームはオールインワン化粧品です。
お手入れは1ステップで終了するため、忙しい方でも無理なくケアが続けられます。
普通肌の方から年齢肌の方まで幅広くお使いいただけるため、幅広い年齢の方におすすめです。」のような文章になります。
メルマガを作成するときは、顧客の利益になる情報量は多く、文章は短く分かりやすくすることを心がけましょう。
売上につながるメルマガの書き方③読者の興味を惹く件名をつける
メルマガの内容が充実していても、件名が魅力的でないと開いてもらえないケースもあります。
件名を決めるときには「顧客のメリットになる内容が書かれていること」が伝わりやすいよう工夫をする必要があります。
たとえば、ダイエットをしている人にアピールをする場合、件名に「ダイエッターさんに朗報」などと入れるのも良いでしょう。
また、メルマガで紹介されている商品がどのような商品なのか分かるように記載するのもポイントです。
ダイエットに良いとされる運動器具を販売する場合、「ダイエットに最適!お家で使える小型筋トレマシーン」のようにタイトルを設定してみましょう。
アピールする商品の知名度が高くない場合は、商品がどのようなシーンに役立つものなのかを述べることが大切です。
顧客が感じている悩みについて記載するのも一つの方法といえるでしょう。
シミやシワに悩む人に化粧品をアピールする場合、「シミやシワが気になるあなた」のように記載するのも良いです。
具体的な悩みが記載されていることで、症状に悩む人はメールを開きやすくなります。
このように、顧客のニーズとテーマをもとに、メルマガの内容に合った件名を設定するように心がけましょう。
設定した件名とメルマガの内容にズレがあると、顧客ががっかりしてしまう場合もあります。
その後のメルマガに目を通さなくなってしまうことも考えられます。
配信前に、タイトルと内容が合っているか必ずチェックしましょう。
流入元の拡大を狙うには、メルマガは大きな武器になります。
しかし、一歩間違えると受け取る側がスパムメールでは?とオプトアウトされていまいます。受け取るが側が有益と感じれる情報を意識しましょう。