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若者を中心に膨大なユーザー数を誇る「インスタグラム」は、単なるSNSの枠を飛び越えたビジネスツールになりつつあります。
投稿のやり方次第でターゲット層の購買意欲を高め、売り上げアップにつながる可能性を秘めているのです。
今回は、なぜインスタグラムが売り上げアップにつながるのかをはじめ、効果的な活用方法を解説していきます。
ECサイトとの連動方法についてもあわせて紹介するので、売り上げが伸び悩んでいる場合は参考にしてみてください。
インスタグラムとは?
インスタグラムとは、日本のみならず世界中で絶大な人気を誇る写真共有アプリのことです。
そのユーザー数は、アクティブユーザーだけでも世界中でなんと10億人(2018年6月時点)、日本国内でも2,900万人(2018年11月時点)に上っています。
特に20代の若い女性を中心にユーザー数が多く「インスタ映え」という流行語が生まれるほどの知名度と人気を誇ります。
そんなインスタグラムの特徴は、ずばり「写真でコミュニケーションをとる」という点です。
ほかのSNSのようにテキストが中心ではなく、自分が撮影した写真や短い動画を使って気持ちなどをアピールし、ほかのユーザーとコミュニケーションをとります。
視覚的なコミュニケーションが可能なので、言葉の壁や文才などを心配する必要もありません。
簡単な画像の編集や加工なら、アプリ内でサッと済ませることもできます。
テキストを全く使えないわけでもなく、簡単なコメントも入力できるので投稿の幅は非常に広いです。
さらに、自分の投稿に対してほかのユーザーから「フォロー」や「いいね」をもらうこともできます。
投稿した写真がどれほど注目を集めたのかがわかりやすくなり、投稿のモチベーションを高めてくれます。
フォロワーやいいねの数が多ければ多いほど多くのユーザーに見られていることを意味しており、ユーザーのあいだでは数値の高さがステータスになっているほどです。
人気インスタグラマーになるとますます注目度が上がり、フォロワーが増えていきます。
その結果、写真を投稿すると同時に多くのユーザーに見てもらえたり、さらにほかのユーザーへ拡散してもらえたりして影響力が高まっていくのです。
このような魅力を持つインスタグラムは、利用登録してアカウントを取得すれば誰でも利用できます。
基本的な利用であれば、費用もかかりません。
また、同じユーザーが異なるアカウントを取得することもでき、アカウントを切り換えることで「仕事用」「プライベート用」などに使い分けることも可能です。
さらに、投稿機能以外にもさまざまな機能が搭載されています。
投稿に対してどの年代のユーザーからいつアクションがあったか、フォロワーの推移や男女比はどうだったかなどを分析する機能もあり、企業のマーケティングにも活用可能です。
このように、インスタグラムは個人のコミュニケーションとしてだけでなく、使い方によっては有効なビジネスツールにもなっているのです。
インスタグラムがなぜ効果的なのか?
インスタグラムは、商品のアピールに効果的なツールとして数多くの企業に活用されています。
法人アカウントを取得し、自社商品のキャンペーンやプロモーションを行っている企業も珍しくありません。
なぜインスタグラムがこれほどの効果を発揮するのかというと「画像」と「共感」というキーワードにうまくマッチしているためです。
実は、SNS経由で商品を購入する場合は「内容に共感した投稿」や「画像がきれいな投稿」が決め手となって購入する人が多いのです。
このことは、トレンダーズ株式会社が2016年4月に行った調査によって判明しました。
10代~40代の女性829人を対象に、SNSの投稿を見て商品を購入した経験があるか、どんな投稿を見たときに購入したいと思うかを調査したのです。
その結果、SNS経由で商品を購入した経験がある人は約半数に上り「内容に共感した投稿」や「画像がきれいな投稿」を見るとその商品が欲しくなると回答した人が多くいました。
このポイントをしっかり押さえているSNSこそ、インスタグラムなのです。
インスタグラムは、写真や動画を投稿するだけでなく、短いコメントも入力することができます。
フォトジェニックな写真で魅力的な商品イメージをアピールし、コメントによって簡単な説明や体験談も伝えることで、まさに「画像」と「共感」をフル活用しているのです。
ユーザーに対し、いかに効果的な商品アピールになるかがわかるでしょう。
また、トレンダーズ株式会社の調査により、トレンドの情報源としてインスタグラムを利用する人が多いこともわかっています。
お気に入りのユーザーの投稿や、話題になっている投稿を見てトレンドを把握するのです。
つまり、インスタグラムへ投稿すると、それが広告となって効果的な商品アピールができる可能性が高いというわけです。
さらに、気に入った投稿をフォローしたり拡散したりしやすいという点も大きなポイントになります。
手軽に商品の情報をやり取りできるため注目を集めやすく、より多くのターゲット層の目にとまって購買行動につながる可能性を高めることができます。
このほか、スマホで閲覧しやすい点も理由のひとつです。
アプリなので、わざわざPCを立ち上げる必要もなく、空いた時間にスマホをサッと眺めるだけで楽しめます。
その手軽さから多くのアクティブユーザーをつかめるため、よりアピール効果を高められるのです。
インスタグラムの効果的な活用方法
商品のアピールにインスタグラムを活用するには、まず商品のターゲット層とマッチしているかを考えましょう。
インスタグラムは10代~30代の若者世代が多く利用しているため、その層をターゲットとした商品のアピールに向いています。
また、インスタグラムは画像加工のバリエーションが豊富な点も魅力です。
無料で利用できる加工素材も豊富にあり、かつ操作も難しくないので手軽にクオリティの高い写真を作り上げることができます。
エフェクトを変えたりスタンプを使ったりして、商品をより魅力的に見えるように工夫しましょう。
ちなみに、撮影から加工、投稿までの一連の作業はすべてアプリ内で完結します。
わざわざほかのアプリや画像編集ソフトなどを使う必要がないので、非常に便利です。
時間や手間があまりかけず、魅力的に商品イメージを伝える手段として活用できます。
このとき、できるだけオシャレな写真に見えるように加工するのがポイントです。
インスタグラムで注目を集める写真は、ほかとは違うオシャレな構図やエフェクトになっているものがほとんどです。
流行に敏感な若者の心をとらえられるよう、写真のクオリティにはくれぐれも注意しましょう。
また、写真を投稿するだけという手軽さを活かし、新商品の案内などスピーディーにアピールしたいものや、具体的な使用例の紹介として使うのも効果的です。
さらに、投稿を繰り返してフォロワーを嫌がらせないために、ストーリー機能を使ってアピールしたい写真をコンパクトにまとめるのもポイントです。
インスタグラムとECサイトを連動させる
いくらインスタグラムを活用しても、自身のECサイトと連動させられなければ売り上げアップは見込めません。
うまく連動させるために、まずインスタグラムとECサイトそれぞれの役割を明確にしましょう。
インスタグラムは、本来プロモーションのひとつとして活用するものです。
イメージ的な写真での商品アピールはインスタグラム、実際の販売はECサイトで行うのが基本です。
インスタグラムのプロフィールなどにECサイトのURLをリンクさせ、ターゲットが手軽に移動できるようにしておきましょう。
ターゲットがわざわざECサイトや商品をwebで検索する必要がないため、ECサイトを訪問してくれる可能性が高まります。
ちなみに、インスタグラムでは2018年6月より「ショッピング機能」という新たなサービスが開始され、より便利に購買行動に結びつけられるようになりました。
ショッピング機能は、投稿画面の商品画像にURLをタグ付けし、ダイレクトにECサイトで購入できるというものです。
ECサイトを訪問して目当ての商品を探す必要がなく、投稿写真から数回タップするだけで商品を購入できます。
投稿を見てもらうだけで購買につながる可能性が大いに高まるので、ハッシュタグを活用してより多くのユーザーの目にとまるよう工夫しましょう。
ただ、ショッピング機能は一定の条件を満たさないと利用できないので注意が必要です。
効果的に活用するならプロの手を借りてみよう
「インスタグラムの効果的な使い方が思いつかない」という場合は、思い切ってプロの手を借りるのもひとつの方法です。
インスタグラムを熟知するプロなら、豊富な経験と知識があるため、商品の効果的な写真の撮り方、画像の加工方法などを心得ています。
ただ、ECサイトの売り上げアップを目指すなら、きれいな写真を投稿するだけでは意味がありません。
ECサイトとうまく連動させることが重要となるので、豊富な実績を持つ「サブスクストア」に相談してみましょう。
頼れるプロのサポートを得ることでスムーズな連動が可能になり、インスタグラムをより効果的に活用できるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
インスタグラムなどSNS集客では、いかに分析したデータを効率よく回して、たくさんの人に見てもらえるかがポイントです。