花のサブスクの選び方と12個のおすすめサービスを紹介！

厳選された花が定期的に届く「花のサブスク」（サブスクリプションサービス）。

花のサブスクは、「季節の花を楽しみたい」「自宅にいながら気軽にお花を飾りたい」「贈り物としてプレゼントを送りたい」といった方に人気のサービスです。

本記事では花のサブスクのサービス内容、選ぶときのポイント、おすすめのサービスを12個紹介します。それぞれのサービスで「好きなカラーが選べる」「店舗で花を選べる」「海外の花が届く」など特徴が異なるので、自分が使いたいサービスを見つけましょう。

※サブスク/D2C/定期通販に特化したクラウドシステム「サブスクストア」のサービス紹介資料はこちら 

花のサブスクの特徴と利用するメリットは？ 

花のサブスクの特徴

花のサブスクは、花農家や花屋の店員さんが厳選した花が定期的に届けられるサービスです。1回の配送あたり1,000円～3,000円程度で利用できます。常に新鮮な花を飾りたい場合は、1〜2週間に1回程度の利用が目安です。

「ブーケで届くので飾るだけ」「季節に合わせた花が届く」「自分の好きな色の花が選べる」「プレゼント用にも利用できる」などサービスの特徴はそれぞれ異なるので、自分がサービスを利用する目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

花のサブスクを利用するメリット

花を花屋で購入するのではなく、花のサブスクを利用するのには以下のようなメリットがあります。

・自宅に新鮮な花が届く（花屋で買うと、持ち帰るときに花を潰さないように気をつけるなどの手間がある）
・花屋や市場のプロが選んだ花が届く
・季節やコンセプトに合わせたおしゃれな花が届く（違う花が毎回届く楽しみがある、いわゆる”頒布会”のようなサブスク）
・水替えや花瓶の用意が不要で飾るだけで済むようなサービスもある
・プレゼント用の配送も対応しているサービスもある

実は花や植物を鑑賞することには、ストレスの軽減効果や認知機能の改善効果があるとされているんです。花のサブスクを利用して常に部屋にキレイな花を飾ることで、部屋が華やかになるだけでなく心身のリラックス効果も期待できます。

※参考：農林水産省「花きの現状について（令和4年12月） 」スライド34-35枚目
※参考記事：頒布会とは？定期コースとの違いやメリットを解説

花のサブスクを選ぶポイント5つ！

花のサブスクを選ぶポイントはいくつかあります。今回は特に気にしたい5つのポイントを紹介します。

①配送条件：新鮮さを重視するなら通常配送、外出が多ければポスト投函

せっかく届いたのに花がしおれていたり枯れていたりしたら悲しいですよね。花のサブスクを利用する上で、花を新鮮な状態で受け取ることができるかというのは重要なポイントです。

日中でも自宅で花を受け取れる場合は、花屋や配送業者に直接届けてもらうサービスを利用すると、新鮮で元気な花を受け取ることができます。

一方仕事や日中外出していることが多いという方であれば、ポスト受け取りが可能なサービスを利用するのがおすすめです。

もちろんポスト受け取りができるサービスでも花が枯れないように工夫されてパッキングされていますが、直接受け取る方がやはり新鮮な状態で受け取れます。

またポスト投函の場合はポストに収まるような大きさに花がカットされているので、「大きい花が欲しい」という方はラージサイズの花を業者から直接受け取れるサービスを選ぶとよいでしょう。

②サービス内容：季節のお花が届くサービス、自分好みの色やコンセプトを選べるサービスなど様々

現在多くの花のサブスクがありますが、サービスやコースごとに内容は異なってきます。そのため、自分が希望する条件のものを選びましょう。

例えば、「スタイリッシュ」「温かみがある」といったコンセプトや「レッド」「イエロー」「ブルー」など色が選択できるサービスがあります。

花がしおれてしていたり枯れていたりした場合の品質保証や返金保証があるかはサービスによって異なります。サービス利用前に、保証内容も確認しておきましょう。

③1回あたりの料金と配送料金：送料も含めて予算内かどうか

常に新鮮な花を飾りたい場合、毎週や隔週（2週間に1回）での利用が目安とされています。そのため、ずっと使い続けるとなると利用料金は高くなってしまいます。

送料も含めた1回あたりの利用料金と、自分の利用したい配送頻度で月に合計いくらになるのかをチェックしておくとよいでしょう。

またサービスの契約時には「配送頻度の変更が可能か」、「最低利用回数といった縛りがないか」は必ず確認しておきたいポイントです。

④利用者の満足度：SNSで口コミを調べる

自分が利用したいサブスクの口コミをInstagramやTwitterといったSNSで調べてみましょう。届いた花の画像やリアルな口コミをチェックすることができます。

⑤プレゼント用として自分以外の人にも送付可能か

家族や友人にプレゼントするために花を買う方もいらっしゃると思います。花のサブスクでは、お届け先の住所が変更できたり贈答用のラッピングに対応しているサービスもあります。

契約時に、配送先を変更できるのかや、プレゼント用のラッピングに対応しているのかを確認しておきましょう。

おすすめの花のサブスク12選

以下では、おすすめの花のサブスクサービスを紹介します。

bloomee（ブルーミー）：気軽に始められる 

bloomeeは、テーブルやリビングのちょっとしたスペースでも楽しめる、手軽なサイズの花束が届くサービスです。花の組み合わせや色みはおまかせで、季節に合わせて日本や世界の花農家が厳選した花が届きます。

単品購入よりもお得なサブスクコース「ブルーミー継続コース」が用意されており、料金は「レギュラープラン」で1配送あたり880円（＋送料385円）です。

bloomeeは花の廃棄率が高い「フラワーロス」問題や花農家の支援といった点が評価され、経済産業省が主催する「日本スタートアップ大賞2022」で農林水産大臣賞を受賞しています。

※参照：ブルーミー（bloomee）ときめきが続く、お花の定期便

HitoHana(ひとはな) ：好みの色が選べる

HitoHanaは、20万人以上が登録している国内トップクラスのフラワーデリバリーサービスです。

サイズは5つから、カラーは6色+おまかせの7つの中から選べます。花はポスト投函ではなく宅配業者の方が自宅まで届けます。

自分の好きな色の花を楽しみたいという方におすすめのサービスです。

※参照：HitoHana（ひとはな） | あなたにぴったりの植物のある暮らし

ハナノヒ 365days：高級感のあるおしゃれな季節の花が届く 

ハナノヒ 365daysは、花農家が厳選したこだわりの季節に合った花が自宅に届くサービスです。

花と一緒に届くカード「マンスリーメッセージ」に記載されているQRコードを読み取ると、花の種類と情報が記載されたページを見ることができます。

花が月1回届く「*DEAI」が月額3,850 (税込み)、花が月2回届く「*KURASU」は月額6,600円と、他の花のサブスクに比べると高価ですが、その分ハイクオリティな花が届くサービスと言えるでしょう。

※参照：ハナノヒ 365days | 季節の花が毎月届くサブスクリプション

ハナノヒ：花屋（実店舗）で自分の好きな花を選べる  

「ハナノヒ」は、「ハナノヒ365days」と同じ株式会社日比谷花壇が運営しているサービスです。ただサービス内容は大きく異なっており、ハナノヒは実店舗で花を選んで受け取ります。

専用アプリをインストールし、花のボリュームや頻度に応じた6プランの中から好きなプランを購入します。その後、提携している店舗でＱＲコードを読み込むと花が受け取れます。

「花をお花屋さんで選びたい」といった方におすすめのサービスです。

※参照：お花の定額制アプリ「ハナノヒ」お花屋さんでお花を選ぶ楽しさを気軽に！｜日比谷花壇

Pure flower（ピュアフラワー）：スタッフが花を自宅までお届け 

Pure flowerは、季節の花束が1回あたり950円で月2回届くサービスです。

ポスト投函や宅配業者のお届けではなく、お店のスタッフが直接自宅まで無料で届けてくれるのが特徴です。留守の場合は玄関先などに花を置いてもらえます（花は枯れないようにたっぷりと水に浸けてあるようです）。

※参照：お花の定期便ピュアフラワー 新鮮なお花と口コミで評判

medelu（メデル）：コンセプトに合わせたコースを選択 

medeluはどんな部屋にも向いた「ANYROOM」、洗練された雰囲気の「MODERN」、温もりを感じられる「NATURAL」といった3つのコンセプトのサブスクコースが用意されているサービスです。

「medelu」を運営する株式会社medeluは、明治39年に創業した株式会社hanamiの100％出資会社としてお花の定期便を開始しました。30年以上の経験を持つ花のプロフェッショナルが、品質の高い生産者やお花を選んで仕入れています。

花のお届け頻度は「毎週」か「隔週」、到着予定日は「平日」か「週末」から選ぶことができます。

※参照： medelu（メデル）お花と一緒の潤いのある暮らし

hanameku（ハナメク）※旧LIFULL FLOWER（ライフルフラワー）：花瓶になるパッケージつき 

hanamekuは、摘みたての花が花市場で厳選・梱包され自宅に届くサービスです。

hanamekuでは、花瓶・水換え不要のパッケージが花瓶になる忙しい方向けの「スタンダードプラン」と、花の量やお届け頻度が選べ自分で花を活けられる「セルフアレンジプラン」が用意されています。

※参照：hanameku（ハナメク）季節のお花をお届けする定期便・サブスク

FLOWER（フラワー）：季節のブーケが届く

FLOWERは、季節やトレンドに合わせてセレクトされたブーケが送料込みの2,200円で届く「ロスレスブーケ」が特徴的なサービスです。

ロスレスブーケでは、週に数回不定期でブーケが販売されます。欲しいブーケの場合はアプリでブーケを注文。商品は宅急便で届きます。※ブーケは数量限定なので定期ではなく売り切りでの販売です

自分での都度注文ではなく定期便を希望する場合は、「ポストに届く定期便」を利用しましょう。デスクやベッドサイドなど、ちょっとした場所にちょうどいいサイズの花が月2回届きます。

※参照：FLOWER ロスレスブーケ販売中！かわいいが届くお花便

青山フラワーマーケット「花の定期便（サブスク）」：用途別の定期便を提供

青山フラワーマーケットは、花や緑に囲まれた心ゆたかなライフスタイルを提案するフラワーショップで、日本国内外に約120店舗を展開しています。

そんな青山フラワーマーケットはオンラインショップで定期便（サブスク）も提供。「レギュラーコース」「シーズン&ライフスタイルコース」「お供え花コース」といった複数のコースがあります。

※参照：お花の定期便・サブスク｜花・花束・フラワーギフトの青山フラワーマーケット

霽れと褻（ハレとケ）：お花について詳しくなれる新聞つき 

霽れと褻は、花屋では手に入りにくい旬の花と、その花のストーリーを知ることができる新聞が毎月自宅に届くサービスです。

花と一緒に届く新聞には、生産者のもとに訪問し直接聞いた花のちょっとした豆知識や花の魅力を引き出す飾り方のコツ、正しい手入れ方法などが載っています。その花をより楽しめる情報も、花屋ならではの切り口でご紹介されています。

※参照：霽れと褻　公式 毎月届く、花のある暮らし

カキトカザイ：生け花をしたい方向け 

カキトカザイは、静岡の野山から切り出された自然の植物が詰め合わされて届くサービスです。

空間演出、能舞台のプロデュースなど活躍の場を世界規模で広めている華道家辻雄貴が商品を監修。現代的なオフィスや住宅にも合わせやすく設計されています。

生け花に必要な花器、花材、ハサミ、説明書がセットで届くので、生け花を楽しみたい方に特におすすめのサービスです。

※参照：カキトカザイ

世界の花屋：世界各国の花が届くのが魅力 

世界の花屋は、アフリカ、中南米、アジアなど世界中の農園の美しくユニークな草花が届くサービスです。

世界の花屋を運営する株式会社グリーンパックスは商社であり、日本だけでなくアメリカ、アジアや中東など様々な国へ草花を届けています。

単品で商品も購入することもできますが、定期便「世界の花のある暮らし」（月5,500円）を利用すると毎月、各国の花がひとつメインテーマとなって生花ブーケが届きます。

※参照：世界の花屋　フラワーギフト おしゃれな花の通販サイト

まとめ

ネットでオーダー、配送されるサービスを中心に紹介しましたが、株式会社日比谷花壇が運営している「ハナノヒ」のように、実店舗で花が受け取れるサブスクもあります。いつも前を通る花屋さんでも、サブスクサービスが利用できるかもしれませんね。

また「ビジネス花キューピッド」のように、法人向けの定期便サービスもあります。

様々なバリエーションがある花のサブスク。「元気でキレイな花を常に部屋に飾りたい」「部屋に植物を置いてリラックスしたい」「実家に花をプレゼントしたい」といった方は、ぜひ花のサブスクを利用してみてはいかがでしょうか。

※関連資料
サブスクビジネスの立ち上げについて関心のある方はこちら：サブスクビジネスの始め方と成功の秘訣
D2C×サブスクの成功事例について知りたい方はこちら：サブスク/定期通販の成功事例集